投資に役立つ心理学その2です!
調べてまとめてみると日常生活の中でも意識することができますね。
まさに昨日、夏物セールで50%offになっているものがありました。
一瞬です。安い買っちゃおうと思いました。
そこでです。アンカリングを思い出しました。
よく考えたらいらない気がする。
定価なら絶対買わないはずなのに、半額なら欲しい。お得感がたまらないのですよね。
またひとつ節約できました。
というわけで、今回も投資に役立ちそうな心理学を書いていきます。
本当に必要なものだけ買おうな。
サンク・コスト効果
サンクコストとは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止をしても戻って来ない資金や労力のこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/埋没費用
サンクコスト = 戻ってこない費用のことです。
たとえば、10億円でゲームを開発しています。
しかし、開発の途中でクソゲーということがわかってしまいます。
この段階で開発中止をすれば10億の損害で済みます。
しかし、今まで10億かけて作ってきたゲームです。
今までかけたコストがもったいなくて開発中止にできずさらに5億かけて開発を続けてしまいます。
このように、今までかけたコストがもったいなくて、中止という判断が取れないことをサンクコスト効果といいます。
株式投資に例えると、ある銘柄について長時間分析・検討を重ね株を買ったとします。
その後、その株が含み損を抱えてしまっても、分析・検討の労力が無駄になると思って損切りできないという感覚です。
一生懸命調べたのに・・・努力が無駄になる・・
また、ナンピンしてる状態でも同じことがおきます。
一生懸命買い増ししてきたのに・・・
仕事においてもよくあるよね。
せっかく作ったから使おうみたいな。
幸い自分はそのもったいない感覚なくて、きっぱり切れるなぁ。
フォンレストルフ効果
周りと比べて明らかに異質であったり、目立っているものに対して、記憶に強く残ったり、惹かれてしまうという効果です。それも自分の好みとは関係なくです。
例えば、理工系大学だと極端に女性が少ないですよね。
理工系大学の女性はむちゃくちゃモテみたいです。
一般の大学女性よりずっとモテる状態になるそうです。
どちらが可愛い可愛くないは関係なく、これは理工系女子大生が紅一点だからです。
投資に例えると、例えばストップ高になった銘柄や、IPOで注目されている銘柄です。
2019年最大のIPOと公開前から話題になっていたメルカリ株は、公募価格3000円に対して初値5000円で取引されました。
このように注目されているというだけで、人は好印象を持ってしまうため投資判断を狂わせる要因になりかねません。
逆に考えるとだ。
エンジニアがいない会社に入ったら、
目立って給料上がるんじゃないか・・?
メンタルアカウンティング
メンタルアカウンティングとは状況に応じて非合理にお金の考え方や決め方が変わってしまうということを言います。
仮に、食費3万円、交際費3万円と定めたとします。
食費の方は3万円をうまくやり繰りしようとします。
普段98円で売っていたコーラが、120円で売っていた場合、高いと悩んで買うのをためらいます。
一方で、交際費の方。
居酒屋でコーラが1杯400円くらいしますが平気で飲むことができます。
このように名目(食費、交際費)によって感覚が変わってしまうのです。
トータルで6万円に収まれば良いのに、それぞれの項目で抑えようとしてしまい、合理的ではありません。
またこのようなことはないでしょうか?
ギャンブルで10万円勝った時、パァッと使ってしまったことはありませんでしょうか?
PayPayの100億キャンペーンでゲットしたポイントを、特に必要な買い物に使ってしまわなかったでしょうか?
お祝いで金券をもらったので普段買わないようないいものを買った。
このような経験はないでしょうか?
逆に、せっせと働いたお金なので無駄遣いせず必要なことにしか使えない。
このように、入手した経路によって浪費・節約が切り替わってしまうような非合理な行動・心理もメンタルカウンティングと言います。
投資において応用するとしたら、
投資による利益もギャンブルで得た利益に近いものと感じます。
そのような臨時収入的なものは散財したくなる。という前提を理解し、必ず再投資すると決めておけば、無駄なお金を使わうことを回避することができます。
配当で得たお金だから、趣味的な株買おう!
ってよく思うけど、これもメンタルアカウンティングだよね。
まとめ
人間の本能に基づいた行動だと思うので、なかなか回避も難しいと思うのですが、あらかじめわかっていることで回避の可能性も上がるのかなと思います。
逆に利用できたらいいよねぇ。
回避だけじゃなくて。