手数料がとにかく安いと評判のSBI証券と、手数料がとにかく高いメガバンク代表三菱UFJ銀行のiDecoについて比較してみたいと思います。
手数料
積立中の月額手数料
積 | SBI証券 | 三菱UFJ銀行 |
事務手数料(国民年金基金連合会) | 103円 | 103円 |
資産管理手数料(資産管理サービス信託銀行) | 64円 | 64円 |
運営管理機関手数料 | 無料 | 378円 |
月額合計 | 167円 | 545円 |
年額合計 | 2,004円 | 6540円 |
20年合計 | 40,080円 | 130,800円 |
事務手数料と資産管理手数料はどの銀行・証券会社でも同額で必要です。
運営管理機関手数料は運営機関が決める手数料になります。
SBIは無料で三菱UFJ銀行は有料となります。
手数料だけで20年間で9万円の差が出ることがわかりました。
運用中
積立が終わり運用のみになった場合の手数料です。
※iDecoは60歳以降は積立できず運用のみになります。
SBI銀行 | 三菱UFJ銀行 | |
資産管理手数料(資産管理サービス信託銀行) | 64円 | 64円 |
運営管理機関手数料 | 0円 | 351円 |
合計 | 64円 | 415円 |
三菱UFJ銀行の口座だと、年間5000円ほど減っていくと考えると、年利の少ない銘柄の運用の場合は早く他に移動させた方が良いですね。
給付時の手数料
給付時の手数料は432円で同じです。
銘柄の手数料
扱っている銘柄が違って比較が難しいのですが、どちらも先進国インデックスの銘柄があったのでそれで比較してみたいと思います。
三菱UFJ銀行は 「三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンド」
SBI証券は「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」
とします。(銘柄名は違いますが指標は同じなので同じ動きをする)
eMAXIS Slim(SBI) | 外国株式インデ…(三菱UFJ銀行) | |
信託報酬 | 年率0.11772 | 年率0.8532% |
信託財産留保額 | なし | 0.1% |
信託報酬 = 持っている総額に対してかかる手数料
信託財産留保額 = 売却時にかかる売却額に対してかかる手数料
20年間、毎月23,000を全額買い付けるとして、年利5%で計算しました。
SBIで 9,326,341円
三菱UFJ銀行で8,576,427円
となりました。
差額にして、749,913円、およそ70万円の差が出てきました。
三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンドは売却時に0.1%の手数料がかかります。
※余談ですが、eMAXIS Slimは三菱UFJ銀行の投資信託銘柄です。
自身の銘柄を自身の銀行で取り扱わないというなんとも不思議な状況ですね。
まとめ
三菱UFJ銀行とiDeco(先進国インデックス)をやると、SBI証券と比べて20年間でおよそ84万円少なくなる。という結果が出ました。
iDecoを始める際は証券会社はよく選びましょう。
お金は知らない人が損をする仕組みになっていますよ。